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Channel: Kereta dan Kucing
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惜別!!花東線・渓口駅 その?

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掘割上で待機する沢山のレールファン達に見守られながら、花蓮行き普快4671次は少し遅れて渓口駅に到着。
ホーム先端で構えていた人達が後打ち狙いで移動してくれた為、普段とさほど変わらない姿で撮れました。

緑に覆われたこの駅でリバイバルカラーのDR2700を見ると、一際輝いて見えますね。

普快4671次の後は、花東線複線電化に伴う夜間工事のため現在花蓮止まり(台東までバス代行)となっている
キョ光610次の台東行き回送列車が通過。R100後位に連結された藍皮行李車が往年の平快車を彷彿とさせます。

趣きあるこの場所で、とうとう一度も平快車を撮れなかったのが、今となっては悔やまれて仕方ありません。
この列車を撮った後「渓口河底トンネル」の入口付近で撮ろうと辺りを徘徊してみたのですが、トンネルの周辺
には用水路が多いのに加え、線路が狭い掘割の中を通るため撮れそうな場所が見つかりませんでした。

仕方なく駅の花蓮方面に移動してみたところ、新線のトンネル工事現場の直ぐ横でこんなポイントを発見。
花東線らしい山をバックに、花蓮からのキョ光25次を撮影します。

因みにこの列車、花蓮から高雄を経由し台北へ行くという、島をコの字形に縦断する超ロングラン運用ですが、
花東線の電化後はどうなってしまうのでしょう??

更に花蓮方面へ進んで行くと、複線電化される新線への切り替え地点に到着。

丁度、廃止となって久しい平快200次を引き継いだ区間4165次が、旧線から通過して行きました。

その後、明るいうちにDR2700で花東線を往復したかった為、昼過ぎにやって来る普快4678次に乗車し玉里へ。
折り返となる普快4675次が渓口駅に到着する頃、ホームにはマスコミを含め沢山の人がお見送りに来ていました。

普段は数秒しか止まらない渓口駅ですが、明るい時間帯に到着する最後の列車とあって、車掌さんも地元の人達
と記念写真を撮ったりと大サービス中で、なかなか出発出来ません(笑)

やがて多くの人に見守られながら、普快4675次は二度と到着する事の無い渓口を発車。

車窓から小さくなってゆく渓口駅を眺めていると、得も言われぬ寂しさを感じられずにはいられませんでした。

かつての日本同様に便利になって行く一方で、こうした趣き有る情景が次々と過去帳入りしてしまうのは
本当に残念でなりません。

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